大谷翔平、代打死球で敵軍投手を睨む 大逆転勝ちに指揮官は自信「私たちは諦めない」
最大4点差逆転勝ちで首位タイ浮上、マドン監督「空気は非常に良かった」
■エンゼルス 7ー6 アストロズ(日本時間6日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地・アストロズ戦の8回に代打で登場。死球で4試合連続出塁をマークしたが、珍しく相手投手を睨みつける場面があった。同点に追いついた同1死一、三塁ではウォルシュの一ゴロで本塁生還。勝ち越しのホームへ滑り込んだ。チームは最大4点差がついたゲームを逆転勝ちし、マドン監督は「私たちは諦めない。最初の1球目からずっとダグアウトの空気は非常に良かった」と自信を見せた。
2点を追う8回、先頭・プホルス、イグレシアスの連打と大谷の死球で無死満塁とした。ファウラーの遊撃への適時内野安打、フレッチャーのニゴロの間に同点に追いつくと、同1死一、三塁ではウォルシュの一ゴロで三塁走者・大谷が激走。勝ち越しのホームへ滑り込むなど、この回だけで4点を奪うビッグイニング。マドン監督は、「私たちはすでにそういった逆転勝ちをすでに頻繁にしており、またできると自信を持っている。試合の後半、良い投手が出てくるところで逆転できていることは自信になる」と笑顔を浮かべた。
打線は本塁打や三振がなく、単打でつないだ。マドン監督は「それこそ私たちがしなければいけないことだと思う。良い投手が出てきたときにホームランを打つことは難しい。そういったときに繋ぐ打撃ができるかどうかは非常に重要なことだ。これを続けることが大事だ」と続けた。
この日は昨年サイン盗み問題が発覚したアストロズとのシーズン初戦。有観客試合でアストロズ選手へのブーイングや、試合中にゴミ箱がグラウンドに投げ込まれる場面もあった。「ブーイングがアストロズに影響を与えたとは思わない。火をつけたかもしれないが。2つのごみ箱が出てきたのはユニークなことだった。(スタンドから飛んでくるものといえば)以前はビーチボールだったが、今はゴミ箱だ」とジョークを飛ばしていた。
(Full-Count編集部)