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平均158キロ剛速球は昨季から8キロ増 大谷翔平が二刀流復活へ見せる投球の進化

エンゼルスの大谷翔平投手が二刀流復活へ好スタートを切った。4日(日本時間5日)の本拠地・ホワイトソックス戦では「2番・投手」で渡米後初めて投打同時出場。初回の第1打席で特大の先制2号ソロを放ち、投げては5回途中7奪三振2安打1失点。3年ぶりの勝ち星をつかめなかったが、リアル二刀流で躍動した。二刀流復活のカギを握る投手は、昨季までと何が変わったのか。スタットキャストで剛腕の投球を紐解いた。

第1打席では先生の2号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平(手前)【写真:AP】
第1打席では先生の2号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平(手前)【写真:AP】

2019年に手術した左膝に不安なし、体重102キロの肉体でシーズンイン

 勝負球の2球種も力強さが増している。スプリットの平均球速は2018年140.5キロ、2020年138.1キロ、今季145.3キロ。スライダーの平均球速は2018年131.2キロ、2020年127.3キロ、今季131.3キロ。まだ1試合だけとはいえ、いずれもキャリア最高の球速だ。昨季までを知る相手打者もスケールアップした印象を持つはずだ。

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「去年とは体の状態も違いますし、そこは全然違うんじゃないかなとは思います。1個1個のボールは良かった。全体的には良い球が多かったと思っている」

 2019年に手術した左膝の不安のない今季はキャンプ前の1月下旬から実戦形式の投球練習。精力的に下半身トレーニングを積み、体重102キロと万全でシーズンインした。これも爆発的な投球へつながっているようだ。

 4回以降は2イニング連続2四球と制球を乱したが、この日の92球はオープン戦を含めて今季最多。地元ファンの前での投球、開幕カード勝ち越しがかかった試合でアドレナリン全開だっただろう。「初戦なので、すごい力入っているなという印象が自分自身ある。もっともっと試合を重ねればスムーズに投げれるんじゃないのかなと思っています」。実戦投球を重ねれば、自然と改善が期待できる。

 初登板後の会見。大谷は「力の入りすぎが1つかなと思う。もう少し上手く力を抜きながら投げられたら、また違うのかなとは思います」と投球の力みを何度も反省点に挙げた。何より1年間、先発ローテの一角で回ることが求められる。順調なら次回登板は11日のフロリダ州ダンイーデンで行われるブルージェイズ戦か。パワーアップした投球で二刀流完全復活へ弾みをつける1057日ぶりの勝ち星をつかみたい。

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