プロ野球で欠かせぬ地元との繋がり パ6球団が取り組む地域貢献活動とは?
ソフトバンクは「ファイト!九州」プロジェクトを継続して実施
オリックスが行っているのは、子どもたちを対象とした野球大会「バファローズCUP」、球団OBによる野球教室の開催、監督・選手・マスコットによる大阪府の小学校、福祉施設などへの訪問だ。地域の人々からより親しみをもって迎えられる球団となること、地域と球団との距離を縮めることを目的としている。年間約60校へ訪問し、トークショーや小学生とのキャッチボールを行っており、2019年にはナイターの試合前にも交流イベントを実施した。
ソフトバンクは九州に根差した球団として、2016年4月より熊本・大分地震災害復興プロジェクト「ファイト!九州」を発足。コロナ禍の今年は災害復興支援に限らず「ホークスが九州を元気にする活動」を行う。九州の子供たちから叶えたい夢を募集し、実現する「あなたの夢を叶えます!」プロジェクトや、九州各地の小学校にひまわりの種を配り笑顔の輪を広げていく「笑顔の花を咲かせよう!」プロジェクトをはじめとした取り組みを実施する。
活動の象徴となる「ファイト!九州ユニホーム」は九州各県の県花がモチーフ。デザインは福岡在住のグラフィックアーティスト「WOK22」が手がけた。「九州を元気にする」というコンセプトにぴったりな、華やかで明るい気持ちになれるユニホームだ。同ユニホームは、6月13日のヤクルト戦で開催される「ファイト!九州デー」にて、ビジター応援席を除く来場者全員にプレゼントされる。
パ・リーグ球団ではプロ野球の力を通じて、まちづくりと地域住民の心身の健康づくりに貢献している。地域全体から愛されるチームへ。地域とともに歩み続ける各球団の活動に、今後も注目していきたい。
(「パ・リーグインサイト」高橋優奈)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)