最下位のDeNA、頼みの綱は今日合流の2人の大砲助っ人 打高投低は変わらず
ソト&オースティンは「状態次第でいろんな可能性」と三浦監督
三浦監督は翌11日の同カードの試合前練習にソトとオースティンを呼び、状態を確認することを明言した。「スタメンで使うのか、途中からなのか、あるいは出場選手登録も見送るか……状態次第でいろんな可能性がある」と語った。2人は3月27日に来日し、2週間の隔離期間を終えたが、球団関係者には「実戦感覚から遠ざかっていることだし、幸い打線は現状でも比較的好調だから無理に復帰を急がせる必要はない」との声もある。
本音をいえば、チームが現在戦列復帰を渇望しているのは中継ぎで昨季リーグ2位の56試合に登板した最速160キロ左腕エドウィン・エスコバーであり、エースの今永昇太、プロ1年目の2018年に11勝を挙げた実績がある東克樹だろう。
エスコバーは来日が今月3日までずれ込んだため隔離期間がもう1週間残っている。昨年10月に左肩を手術した今永は3月31日のイースタン・巨人戦で今季初の実戦登板。先発して2回2安打無失点の上々の出来で、5月の1軍復帰を目指している。昨年2月にトミー・ジョン手術に踏み切った東は慎重に復帰へのステップを踏んでいるところだ。
さらに、2日前の8日に先発した平良拳太郎投手が、右肘の張りで抹消。監督就任1年目のハマの番長にとってはまだまだ、もどかしい状態が続く。当面は大砲2人を早期合流させ、5点取られたら6点取り返す態勢をつくるのが得策か……。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)