大谷翔平、偉業の松山英樹に刺激「凄い、トラウトが『優勝した』と」　初の3安打3打点

7回の右越え2点二塁打は打球速度119マイルを記録、打率.333、エ軍は地区単独首位

■エンゼルス 10ー3 ロイヤルズ（日本時間13日・カンザスシティ）

　エンゼルスの大谷翔平投手は12日（日本時間13日）、敵地のロイヤルズ戦で「2番・指名打者」で先発出場した。初回に5試合連続安打となる左前打、7回に右越え2点二塁打を放つと、9回には左翼へダメ押し適時二塁打。5打数3安打3打点で今季初の猛打賞をマークした。打率.333に上がった。チームは14安打10得点。2018年5月7日以来1071日ぶりの地区単独首位に浮上した。

　圧巻の活躍だ。大谷は初回1死、24歳右腕・シンガーの内角低めスライダーをライナーで左前へ。打球速度107マイル（約172.2キロ）の高速打球だった。3回無死一、三塁でニゴロ併殺打、5回2死二、三塁では遊ゴロ失策に倒れたものの、7回2死二、三塁では3番手右腕・バーローから右越え2点二塁打を放った。打球速度は自己最速で今季メジャー最速の119マイル（約191.5キロ）を記録した。「しっかり下半身で振らないとああいう打球を打てない。去年だったら引っ張りきれないかなと思います。ドライブ打球で（打球速度が）出やすいのがある。もう少し良ければ、もう少しいい角度で上がれば」と振り返った。

　9回無死一塁では左翼へダメ押し適時二塁打を放った。5打数3安打3打点と4番レンドンが負傷者リスト入りした一戦で存在感を見せた。前日11日（同12日）に松山英樹がマスターズで日本人初優勝。カンザスシティに向かう機内で知ったという。「喜ばしいことですし、凄いなと思ってましたね。機内で優勝したので。（席の）後ろがトラウトで『優勝したぞ』と言われて。良かったなと思います」と刺激を受けていた。

（Full-Count編集部）