熊本地震から5年 鷹工藤監督が決意「九州に1つしかないチームの自覚を持って…」

熊本地震発生から14日で5年となり、工藤公康監督が九州への思いを語った【写真:藤浦一都】
熊本地震発生から14日で5年となり、工藤公康監督が九州への思いを語った【写真:藤浦一都】

地震を機に「ファイト!九州」を立ちあげて支援活動を行っている

 熊本地震発生から14日で5年となり、ソフトバンク工藤公康監督が「九州に1つしかないチームという自覚を持って『今年もホークスは頑張ったね』と思ってもらえるようにしないといけない」などと、九州への思いを改めて語った。

 2度にわたる震度7の地震が熊本を襲って5年。ソフトバンクはこの大地震を機に「ファイト!九州」プロジェクトを立ち上げ、募金活動をはじめとするさまざまな支援活動を行ってきた。ユニホームの右袖には現在も「ファイト!九州」のステッカーが付けられている。

 復興が進む中でコロナ禍も加わった今年、主力選手は沖縄を含めた九州各県のアンバサダーを務め、「ホークスが九州を元気にする活動」により一層力を注いでいる。

 工藤公康監督はこの日のオリックス戦(PayPayドーム)を前に「シーズンが始まったばかりで、まだまだファンの皆さんの期待通りとはいかないですけど、シーズンが終わるころには『今年もホークスは頑張ったね』と思ってもらえるようにしないといけない」と、ホーム4連敗中の現状に少し申し訳なさそうに語った。

 さらに「熊本の地震に対しても豪雨被害に対しても僕らが忘れていないことを伝えていきながら、少しでも勇気や元気を届けられたらと思います。『ホークスが頑張ってくれていると僕らも頑張れます』という声をたくさん聞いていますし、野球教室に行っても逆に励ましていただいたので、その思いに応えていきたいですね。九州に1つしかないチームという自覚をもって、九州のすべての皆さんにホークスの野球を伝えられるようにしたい」と、節目の日に今後の巻き返しを誓った。

 まずはホームでの連敗を止め、九州のファンに元気と笑顔を届けたいところだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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