ほぼど真ん中なのに「審判は何を見ているんだ」 あまりの“誤審”に不満噴出
3エラーに誤審被害も重なり踏んだり蹴ったりのヤンキース
■レイズ 8ー2 ヤンキース(日本時間17日・ニューヨーク)
ヤンキースは16日(日本時間17日)の本拠地でのレイズ戦を2-8で落とし、5勝8敗でア・リーグ東地区最下位に転落した。3失策と守備が乱れ、投打も噛み合わずに大敗を喫したチームに、ファンはイライラを募らせ試合中にスタンドからボールを投げ入れる事態も。そんな名門に追い打ちをかけたのが、近年特に問題となっている誤審判定。明らかなストライクをボール判定するジャッジに「どうやってあれを誤審するの……」などと不満が噴出している。
問題の場面は、3回無死一塁で迎えたレイズの4番・ディアスの打席だった。カウント1-1からヤンキース2番手のキングは、88.6マイル(約143キロ)のカットボールを投じた。若干高めだったものの、コースはほとんど真ん中で、完全にストライクゾーンに収まった。しかしレイン球審の右手は上がらず、捕手のサンチェスも首を傾げて納得できない様子だった。
この瞬間を、多数のメジャーリーガーや米記者から支持されるデータ分析会社「Codify Baseball」がツイッター上に公開。精度の低い判定にファンからは「あれは酷い」「審判は何を見ているんだ」「あんなふざけた審判じゃなかったらキングはもう1イニング投げられたはず」と批判が続いた。目視での判定のため誤審も時には起こり得るが、レイン球審の判定を見る限り、ロボット審判を望む声が出るのも無理はないだろう。