ここまで驚異の4戦4勝 阪神の快進撃支えるガンケル、昨季との“変化”は?

昨季は28試合に登板して防御率3.18と際立つ成績ではなかったが…

 昨季は28試合に登板し、先発は6試合だけ。主に中継ぎで起用され、2勝4敗11ホールド、防御率3.18と際立つ存在ではなかったガンケル。今季はチェン・ウェイン投手、ラウル・アルカンタラ投手が新たに加入し、シーズン前の展望では開幕1軍入りの当落線上になるのでは、とも予想されていた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、アルカンタラの来日が大幅に遅れ、チェンもキャンプ、オープン戦で結果を残せずにローテ争いから脱落。開幕ローテ入りを掴んだガンケルは負け知らずのまま、連勝街道を突き進んでいる。

 好投を続けているガンケルだが、昨季との違いはどこにあるのか。もちろん2年目ということで環境への適応、日本の野球に適応してきているところもあるだろう。それとは別に、データの面からも右腕の変化を紐解いてみたい。

 セイバーメトリクスの指標を用い分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを基に、昨季と今季のガンケルのデータを見ると、ある変化が見て取れる。

昨季から大幅に向上している「F-Strike%」と「Zone%」

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