ヤンキースGM、開幕5勝10敗発進に皮肉炸裂「今や相手が対戦を望むチーム」
キャッシュマンGM「ネガティブな批判を受けるに値する」
ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは19日(日本時間20日)、報道陣のオンライン取材に応じた。チームは5連敗中で、5勝10敗の地区最下位と低迷。開幕15試合のチーム成績は1997年以降チームワーストだ。キャッシュマンGMは「今や、私たちは相手が対戦を望むチームと言えるかもしれない。なぜなら、明らかに私たちは最大限に力を発揮できていないから。昨日の試合などを見ても、対戦相手からすれば今が私たちと対戦するのに最適なときだ。私たちはそれが変わることを期待している」と語った。
投打で奮わない。チーム打率.210はリーグワースト2位。55得点はタイガースと並んでリーグ最下位だ。投手では剛腕ゲリット・コールは2勝1敗、防御率1.82、救援陣も防御率2.43(メジャー3位)と結果を出しているが、他の先発陣は1勝6敗、防御率6.39と不振。キャッシュマンGMはスタジアムへのモノの投げ込む行為を批判しつつも批判を受けるべきとの考えを示し、「今、私たちはあらゆるネガティブな批判を受けるに値する」と語った。
「これが私たちの選手に向けてのメッセージだ:ヘイ、私たちは君たちを信じている。君たちが何をできるか知っている。今は悪い期間だ。共にこれを乗り越えよう。これは私たち対彼らたち(批判するファン)ではない。これは私自身も含めた私たちの戦いだ」。百戦錬磨のキャッシュマンGMの一声がチーム浮上のきっかけとなるか。
(Full-Count編集部=AP)