DeNA、2戦連続引き分けで連敗脱出ならず 三浦監督は前向き「必ず道は開ける」
先発の大貫は7回無失点の好投、山崎、三嶋で無失点リレーも
■DeNA 0ー0 中日(20日・横浜)
8連敗中のDeNAは20日、本拠地・横浜スタジアムで行われた中日戦に0-0で引き分け、18日の巨人戦に続いて2戦連続のドロー。連敗脱出はならなかった。先発の大貫晋一投手が7回6安打無失点の快投を演じたが、打線は中日先発の大野雄大投手の前に沈黙。それでも三浦大輔監督は「勝てなかったが、みんなよく守った」と前を向いた。
大貫は7回無死一、三塁の大ピンチでも、阿部を遊直、木下拓を二飛、大野雄を二ゴロに仕留め、犠飛すら許さなかった。三浦監督は「調子自体はよくなかったが、悪いなりによく踏ん張り、要所でバックもよく守った」と称えた。8回はセットアッパーの山崎、9回は守護神・三嶋が無難に抑えた。
振り返れば、4回の攻撃で一死二塁からオースティンが左前打を放つも、二塁走者・神里は三塁ストップ。続く佐野は一直、牧も空振り三振に倒れ、先制機を逃したことが最後まで響いた。
一方、コロナ禍で来日が遅れていたエスコバーがこの日、初めて出場選手登録された。出番はなかったが、指揮官は「エスコバーも戻ってきて、選手がそろってきた。ブルペンの競争が激しくなり、よりよくなってくれると思います」とうなずき、「ホームが遠かったが、相手はそれだけの投手ですから。歯車はちょっとずつ噛み合ってきている。勝ちにはつながらなかったが、こういう試合を続けていけば必ず道は開けると思います」と語った。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)