大谷翔平、自らの意思で左翼守備に入る 指揮官は感謝「野手登板が簡単になった」
8回に捕手のベンブームがマウンドに上がり、DHを解除して大谷は左翼の守備へ
■アストロズ 16ー2 エンゼルス(日本時間25日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地でのアストロズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。3試合ぶりの6号ソロを放ち、4打数1安打1打点の活躍。8回にはDHを解除しメジャー初となる左翼のポジションについたがジョー・マドン監督は「彼がレフトを守ってもいいと言ったから野手登板が簡単になった」と説明した。
大量リードを許す展開にマドン監督が動いた。11点ビハインドで迎えた8回にDHを解除し大谷を左翼の守備に配置。ストローの左翼線二塁打を無難に処理し日ハム時代の2014年7月13日対ソフトバンク戦(札幌ドーム)以来、2478日ぶりの外野守備を終えた。
試合後、マドン監督は左翼を守らせた理由を問われ「緊急的措置だった。彼は素晴らしいアスリートだ。必要に迫られてやったことだ。野手が残っていなかった。計画の一部ではなかったが、彼ならできるとも言っておこう」と説明。
捕手のベンブームが野手登板を果たし想定外の“左翼・大谷”となったが「実のところ彼が持ち出したんだ。彼がレフトを守ってもいいと言ったから、野手登板が簡単になった」と、その姿勢を高く評価していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)