静岡192センチ大型右腕が目指す夏の聖地 プロ注目の天理達を「意識して見ていた」

静岡高の高須大雅は掛川東を相手に7回1失点と好投
春季高校野球静岡県大会は25日、2回戦が行われ、夏の選手権静岡県大会のシード校が決まった。プロも注目する静岡高の長身右腕・高須大雅は掛川東を相手に7回1失点と好投。7回コールドで勝利する原動力となった。現在の身長は192センチ。まだ伸びているという身長だけでなく、投手としての伸びしろも感じさせる投球を披露した。
「まだ伸びているんですよね。192に届くかなというくらい」
静岡高のエース高須は試合後、顔を見上げながら質問する報道陣に答えた。高校入学時に186センチだった身長は昨夏には190センチに。そして、少し前までは191センチだったはずが、今は192センチまで伸びているという。
チームメートと並んでも、頭半分以上抜けている高須。その存在感はマウンドに立つとより一層増す。夏の静岡大会のシード権をかけた春季県大会2回戦。先発のマウンドに上がると、掛川東打線を封じた。
初回、簡単に2アウトを取ると、3番・星翔弥斗にはこの日最速の140キロのストレート。力でねじ伏せ、捕邪飛に打ち取った。角度のあるストレートをストライクゾーンに制球し、3回までは1人のランナーも出さず、3ボールにすることさえなかった。