「100%狙ってやってる」 暴投なのに走者を楽々アウト…“掟破り”の進塁阻止
楽々と次の塁を陥れたはずが…「現実離れしている」
■アスレチックス 7ー2 オリオールズ(日本時間25日・ボルティモア)
豪快に暴投したのに、その隙に進塁を試みた走者を悠々アウトにする珍光景が生まれた。24日(日本時間25日)に行われたアスレチックス-オリオールズ戦。まさかの“協力者”によって誕生した絶妙プレーに対し、「練習通りだね」「100%狙ってやってる」「信じられないプレー」などと声が上がっている。
2回2死一、二塁の場面だった。アスレチックスのクリス・バシットが投じた球は、外角に大きく外れて捕手のショーン・マーフィーは捕球できず。ボールは後方に逸れる中、2人の走者は楽々と進塁したかと思えたが、なんとボールはバックネットの壁に当たって即座に捕手のもとに。すぐさま三塁に送球し、あえなく二塁走者はアウトとなった。
この“連係プレー”をMLB公式のツイッターとインスタグラムで公開。ファンからは「現実離れしている」「キャノン!!」「全てがこのチームに味方する」などとコメントが寄せられていた。NPBでも2019年に当時楽天の嶋基宏が後逸した際、後方のフェンスに跳ね返ったボールを素早くキャッチし、振り逃げを試みた西武・源田壮亮をアウトにしたケースもあった。球場自体が時には“味方”や“敵”になるのも、また野球の醍醐味だ。