プロ4年間で6勝、今季すでに3勝… 開幕1か月の”サプライズ選手”たち【パ編】

ロッテの佐々木千は直近5試合で3勝1セーブと“勝ち運”に恵まれている

・中村奨吾(ロッテ)

 ソフトバンクの甲斐を上回り、リーグ2位の打率.326をマークしているのが中村奨だ。ここまで92打数30安打1本塁打20打点の成績を残し、打点もチームメートの安田、マーティンに次ぐリーグ3位だ。ロッテの正二塁手として定位置を確保している中村奨だが、キャリアハイは2018年の打率.284。ここ2年は.250を切っていただけに、ここまでは大きく成績が向上。また、好走塁など状況判断が光るプレーでもチームに貢献している。

・佐々木千隼(ロッテ)

 2016年のドラフト1位で入団した右腕も5年目に。1年目の15試合登板から徐々に登板機会を減らしていたが、今季は中継ぎとしていい働きを見せている。プロ4年間で6勝だったが、ここまで7試合に登板してハーラートップタイの3勝をマーク。防御率も1.69と好成績を残している。特に直近の登板で“勝ち運”に恵まれており、ここ5試合で3勝1セーブをあげている。

・呉念庭(西武)

 怪我人続出の苦しいチーム事情の中で奮闘しているのが6年目の呉だ。昨季まで最多でも51試合の出場にとどまっていたが、今季は山川の離脱に伴い、一塁手として出番を掴み、ここまで打率.303、3本塁打15打点と奮闘している。打撃面が課題とされていたが、今季は大きな成長ぶりを示している。

・宮城大弥(オリックス)

 オリックスでローテの一角を担っているのが、2年目の19歳・宮城だ。急性胃腸炎のために登録抹消となってしまったものの、ここまで4試合に先発して2勝0敗。4試合全てでクオリティースタートを達成しており、防御率1.26はチームの先輩である山本由伸を上回り、リーグトップだ。ここまで安定感抜群の投球を見せており、嬉しい“サプライズ”となっている。

(Full-Count編集部)

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