大谷翔平、「2番・投手」で1072日ぶり勝利へ 指揮官明言「球数制限はない」
中5日を空けての登板、勝てば2018年5月21日レイズ戦以来1072日ぶり勝ち星
■レンジャーズ ー エンゼルス(日本時間27日・テキサス)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地のレンジャーズ戦で「2番・投手」で先発する。22日ぶり渡米後2度目の投打同時出場で、今季3度目のマウンドでは3年ぶりの勝利を目指す。バットでは今季初の3試合連続本塁打に期待がかかる。ジョー・マドン監督は「打撃と投球は土俵が異なるが、どちらか一方で調子が良ければ他の要素にも影響すると思う。マウンド上で感触が良くないというわけではないし、実際彼は良い感触を持って投げている。大事なことは直球の制球力とストライクを取るということ。投球がうまくいけば、打撃もその恩恵を受けて、うまくいくことにも繋がり得ると私は確かに思っている」と期待を込めた。
4日(同5日)の本拠地・ホワイトソックス戦でメジャーで初めて投打同時出場し、その後は右手中指マメの影響で登板を回避。20日(同21日)の本拠地・レンジャーズ戦で投手復帰し、4回1安打無失点、7奪三振7四死球と制球難だった。フォーシームの球速を最速97.7マイル(約157.2キロ)に抑えた投球。マドン監督は「投球を重ねるにつれて、制球力も良くなっていくと私は確信している。彼のことを注意深く見守って、絶えず話しかけていく。私はショウヘイを信じている。彼が(球速を)下げる必要があると判断すれば下げるだろう」と信頼を寄せた。
中5日を空けての登板。前回は75球前後と球数が制限されたが、この日は「制限はない。球数制限をかけて試合に入るつもりはない」とマドン監督は明言した。トラウトと同じように「オオタニが苦手なことは?」と問われたマドン監督は「私にもまだわかっていない。彼は心を開いているから会話も以前(昨年)よりスムーズになっている。彼はとても楽しい時間を過ごしている。昨年は若干付き合い方にもぎこちなさのようなものも時折あったが、今は違う。昨年私が見た姿と異なるものだ」と語った。
勝てば2018年5月20日(同21日)の本拠地・レイズ戦以来1072日ぶりの勝ち星となる。指揮官から全幅の信頼を受け、メジャー2度目のリアル二刀流に臨む。
(Full-Count編集部)