「打つのが難しい球になる」 エ軍マドン監督が指摘する投手・大谷の課題とは?
大谷はここまで13回2/3を投げて15四死球を与えている
■エンゼルス 9ー4 レンジャーズ(日本時間27日・テキサス)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地のレンジャーズ戦に「2番・投手」で先発。初回に4失点したものの、5回9奪三振3安打4失点に抑えて今季3度目の登板で初勝利を挙げた。1回は3ランを浴びた他、3四死球と制球に苦しんだ。ジョー・マドン監督は直球のコントロールを課題に挙げ、解消されれば「打つのが難しい球になる」と指摘した。
立ち上がりは大荒れだった。1死一、二塁からロウに右越え3ランを被弾。さらに2者連続四死球と暴投で二、三塁とし、ダールの右犠飛で4点目を許した。それでも立ち直った2回以降は圧巻。3回2死から5回1死まで5者連続三振を奪うなどしてチームに逆転勝利をもたらした。マドン監督は「彼の本塁打を打つパワー、勝負強い安打、そして投球は本当にハイレベル。良い感触をどんどん吸収して直球の制球力が増せば、非常に打つのが難しい球になる」と語った。
ここまで3試合に登板し、計13回2/3を投げて13四球、2死球。制球が課題なのは明らかで、指揮官は改善を期待する。
打撃では、6回に決めたバント安打について言及。大谷自身が判断したとし、「ほとんどの場合、彼のプレーは自分の判断によるもの。彼が指示に従っていないということを言いたいのではなく、実際は指導しやすい選手。しかし彼には彼流のやり方がある」。指揮官は全幅の信頼を二刀流右腕に置いているようだ。
(Full-Count編集部)