阪神チェン、日本で3497日ぶり勝利! 古巣・中日相手に6回5安打1失点の“恩返し”
阪神は“鬼門”バンテリンDの連敗を「7」でストップ
■阪神 6ー2 中日(29日・バンテリンドーム)
阪神のチェン・ウェイン投手が、29日の中日戦(バンテリンドーム)で今季初先発し、6回5安打1失点で移籍後初勝利を挙げた。NPBでの白星は、実に3497日ぶり。メジャー移籍前に8年間過ごした古巣に“恩返し”の快投を見せた。チームは逃げ切り、昨季から続くバンテリンドームでの連敗を「7」で止めた。
初回に1点の援護をもらったチェンは、3回まで毎回走者を背負いながらも要所を締める投球を披露。4回に大山の3ランで4点リードに広がると、5回まで2イニング連続で3者凡退に仕留めた。6回2死三塁から京田の左犠飛で1点は失ったものの、7回に代打を送られてお役御免。4奪三振無四球の投球で、老練な左腕が躍動した。
チェンは昨季マリナーズとマイナー契約するも自由契約に。昨年9月にロッテに加入し、9年ぶりに日本球界に復帰した。4試合に登板して防御率2.42をマークするも、白星には恵まれずにNPB復帰星はお預けになっていた。今季から阪神に移籍し、キャンプから状態が上がらない時期もあったが、開幕から1か月を経て新天地でのデビュー登板を迎えた。
NPBでの勝利は、2011年10月2日の阪神戦(甲子園)以来。中日時代に52試合に登板して18勝7敗7ホールド、防御率2.14と好相性だった“元本拠地”で、復活の1勝を刻んだ。