ストライクなのにジャンプして避ける打者… 曲がりすぎた“魔球”が「本当にエグイ」
パイレーツ・クリックの横滑りスライダーに打者はジャンプして仰け反る
■ロイヤルズ 9ー6 パイレーツ(日本時間29日・ピッツバーグ)
打者がジャンプして仰け反ってしまうほど変化した“魔球”が米で話題になっている。パイレーツのカイル・クリック投手が28日(日本時間29日)のロイヤルズ戦で投じた“横滑りスライダー”にファンも「投手にとっては史上最高の賛辞」「こんなリアクション見たことない」と大盛り上がりを見せている。
この日、クリックは3点ビハインドの9回に登板し1イニングを無安打1奪三振無失点の好投。2死走者なしの場面でアルベルトに投じた1球が凄かった。右打者のアルベルトに対しボールは内角をえぐるように向かっていったが、ベース手前で急激な横滑りを見せ内角に決まるストライク。打者は思わず仰け反り、最後は両足でジャンプし避ける仕草を見せる程だった。
この“魔球”を「ピッチングニンジャ」の愛称で高度な分析を行い、現役メジャーリーガーや米メディアからも多数フォローされているロブ・フリードマン氏が動画で公開。打者が見せたまさかの仕草にファンからも「これは本当にエグイ」「投手にとって史上最高の賛辞」「こんなリアクション見たことがない」「これはワイルド」「物理の法則に反する」と驚きの声が上がっていた。NPBでも、元ヤクルトの伊藤智仁や元中日の岩瀬仁紀らスライダーの使い手は多いが、クリックが投じた1球はまさに世界レベルだった。