有原航平は「球速が落ち、キレがなかった」 4被弾&6失点に指揮官の見解は?
今季3度目の中4日での先発「その影響かは分からない」
■Rソックス 6ー1 レンジャーズ(日本時間1日・アリーントン)
レンジャーズの有原航平投手は4月30日(日本時間1日)、本拠地のレッドソックス戦に先発したが、2回2/3を4安打6失点で今季3敗目(2勝)を喫した。本塁打を4本浴びた右腕についてクリス・ウッドワード監督は「球速が出ていなかった。過去に見た姿ではなかった」などと語った。
有原は1回にJD・マルティネスに先制8号3ラン、続くボガーツに4号ソロを浴びた。3回にもJD・マルティネスに2打席連続の9号ソロ、バースに7号ソロを許した。4月14日(同15日)のレイズ戦、19日(同20日)のエンゼルス戦で白星を挙げるも、2回6安打5失点で2敗目を喫した25日(同26日)のホワイトソックス戦に続いて打ち込まれて2連敗。指揮官は「球速が落ち、スプリットから何までキレがなかった。彼に確認したら『大丈夫』と言っていたから、中4日での登板の影響なのか分からない。今日の投球は我々が過去に見た姿ではなかった」とこの日の投球を評した。
今季3度目の中4日での先発。「疲労が関係していたか?」との問いに指揮官は「その可能性はある。スプリングトレーニングでは94マイル(約151キロ)が出ていたことも時々あったし、90~91マイル(約144.8キロ~約146.4キロ)は常時投げていた。今日は86~87マイル(約138.4~約140キロ)だった。90マイルも今日はほとんど出ていなかった」とも指摘する。
それでも、右腕にはこの“試練”を乗り越えることを期待している。「彼はこのスケジュールで登板したことが(日本では)ない。我々は解決していく。願わくば、彼が再び軌道に乗ってくれればと思っている」と指揮官は復調を願っていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)