4月だけで8本塁打量産、好調の要因は? 大谷翔平が見せる昨季からの“変化”と“進化”

8本塁打中6本が初球ないし2球目までに打ったもの

 今季はその初球を打った打席が13打席あり、12打数5安打2本塁打4打点1死球、打率.417の好成績が出ている。昨季は初球を打った打席はわずか9打席しかなく、1安打1本塁打3打点の打率.111だった。

 また、今季の特徴としては早いカウントで打ちに行き、そして結果を残している。1ボールからの2球目を打ちにいった打席は9打数4安打3本塁打3打点で打率.444、1ストライクからの2球目は7打数4安打1本塁打3打点で打率.571、1ボール1ストライクからの3球目は8打数4安打0本塁打3打点で打率.500となっている。

 8本塁打のうち6本塁打が初球ないし2球目を打ったものとなり、積極的に早いカウントから打ちにいく姿勢が本塁打量産に繋がっていることが良く分かる。野球界では初球や早いカウントでの打率は高く、追い込まれるなど打者が不利なカウントになるにつれ、打率は下がっていくとされる。大谷のこの成績も、早いカウントからの“好球必打”が要因にあると言えるだろう。

「Barrel%」23.2%は名だたる強打者を上回りメジャートップ

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