「言葉が出ない」「馬鹿げている」同点弾が幻に…賛否両論の“不可解リプレー”
同点弾の歓喜が一転…二塁打に訂正され「リプレーシステムは追放すべき」
■メッツ 8ー7 フィリーズ(日本時間3日・フィラデルフィア)
一度は本塁打と判定されながら、リプレー検証の末に二塁打となったプレーに、賛否が噴出している。2日(日本時間3日)に行われたメッツ-フィリーズ戦。右翼スタンドの座席に直撃したように見える打球をエンタイトルツーベースとした審判に「酷い。明らかに座席に当たってる」「マジで信じられない」「言葉が出ない」などと声が上がっている。
3点ビハインドの9回2死一、三塁で迎えたフィリーズの攻撃だった。打席のリース・ホスキンスが放った打球は右翼方向へ。弾丸ライナーは、スタンドの座席か、手前の鉄柵に当たってグラウンドに跳ね返ってきたように思われた。当初は本塁打と認定。同点3ランにホスキンスは手を挙げ、フィリーズベンチも大盛り上がりを見せた。ところが審判団はリプレー検証をした結果、二塁打となった。
ESPNの「サンデーナイト・ベースボール」として全米放送された注目の一戦。同局がツイッターで公開した映像でも本塁打のように見えるが、一方向の角度からの映像しかなく決定打がないのも確か。ファンの意見も真っ二つなようで「判定が覆るに十分な証拠はなさそうだが」「フェンスを越えたかどうかはっきり分かる角度のカメラが必要だ」「リプレーシステムは追放すべき」などとコメントが寄せられていた。試合はフィリーズの反撃及ばず1点差で敗れた。