「ちょっと怖かった」 元巨人ガルシア、劇的幕切れの“ロケット送球”に同僚驚愕
9回2死一、三塁の場面で中前打を処理したガルシアが本塁へロケット送球
■レンジャーズ 9ー7 マリナーズ(日本時間9日・テキサス)
元巨人でレンジャーズのアドリス・ガルシア外野手が8日(日本時間9日)、本拠地マリナーズ戦の9回に“鬼肩”を披露し劇的勝利に貢献した。土壇場で同点を許さなかった好返球に、ウッドワード監督も「ドラマチックな演出を見せる才能がある」と笑顔を見せていた。
レンジャーズは2点リードで迎えた9回。2死一、三塁のピンチを背負うと、クロフォードに中前タイムリーを浴びた。中堅ガルシアが打球処理に戸惑う姿を見せると、一走のハニガーが一気にホームを狙った。だが、すぐさまボールを持ち直したガルシアは、強烈な送球をホームに投げ込みアウトを奪いゲームセットとなった。
矢のような送球をがっちり掴んだ捕手のハイムは、「完璧なロケット送球だった。ちょっと怖かった。彼は素晴らしい送球をして僕たちは勝利とと共にあの場面を乗り切ることができた」と感謝。右翼手のギャロも「彼の動きはアンビリーバブルだ。神様が味方になってくれた」と称えていた。
今シーズンは“幻の初本塁打”の翌日に完璧な初アーチを放つなど、打撃でも守備でも好プレーを連発するガルシア。ウッドワード監督も「ドラマチックな演出に関して才能があるんだと思う。取り乱したりしないし、そういった場面を楽しんでいる。攻撃であろうが守備の時であろうがね」と、ポイントゲッターとしての活躍ぶりに目を細めていた。