デグロムの161キロは「ちっとも見えない」 相手投手の“降参スイング”に米同情
デグロムは右半身の張りで降板も5回1安打6奪三振1失点で3勝目
■メッツ 4ー2 Dバックス(日本時間10日・ニューヨーク)
メッツのジェイコブ・デグロム投手は9日(日本時間10日)、本拠地のダイヤモンドバックス戦で先発し、5回1安打6奪三振1失点の好投で3勝目を挙げた。右半身の張りで降板する形となったが、相変わらずの“剛球”を見せつけた。100マイル(約161キロ)の直球に、一か八かのスイングをした相手投手も「ちっとも見えなかった」と降参していた。
ここまで6試合に登板し3勝2敗、防御率0.68、65奪三振と驚異的な成績を残しているデグロム。浮き上がる100マイル(約161キロ)の直球にメジャーの強打者たちも手を焼いている。
この日もわずか1安打に抑える圧巻の投球を見せつけた右腕に注目したのが「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏だった。
3回2死走者なしの場面で、先発先発のスミスを空振り三振に仕留めた100マイル(約161キロ)の直球を、自身のツイッターで「残忍な100マイルのファストボール…」とコメントを添え動画を公開。この光景にファンから「100マイルはどんな感じに見えるの?」とツイートが飛ぶと、なんとスミス本人が登場し「ちっとも見えなかったよ」と、お手上げだったことを明かした。
真ん中高めの直球は浮き上がるような軌道で捕手のミットに収まり、スミスもボールをほとんど見ずに一か八かのスイングをしたが結果は三振。これにはファンも「この打者に祈りを」「魂が体から抜ける瞬間を見た」と同情の声が上がっていた。