大暴投がまさかの「ナイスアシスト」 進塁試みた走者ガックリの“ラッキー鬼肩”
ヤンキースのチャップマンが大暴投も…送球が「とってもアメージング」
■ヤンキース 3ー1 レイズ(日本時間12日・セントピーターズバーグ)
暴投の隙に進塁を試みようとした走者もガックリの“ラッキー連係”が生まれた。11日(日本時間12日)に行われたヤンキース-レイズ戦。後逸したボールが即座に捕手のもとに戻り、鬼肩送球でアウトになったワンシーンに「野球とは75%の才能、25%の運」「とってもアメージング」などと驚きの声が上がっている。
9回裏無死一塁で、ヤンキースの守護神アロルディス・チャップマンの投球は、捕手のゲイリー・サンチェスが飛びついても捕れないほど大きく外れた。それを見るや、一塁走者のオースティン・メドウズは、まさか“悲劇”が待っているとは知らずに二塁へダッシュ。直後、ボールはバックネット裏の壁に跳ね返り、サンチェスが捕球。即座に抜群の肩をぶん回して二塁へ投げた。メドウズは滑り込むも、あえなくアウトに。ベース上で片膝をつき、がっくりと肩を落とした。
幸運も手伝った進塁阻止を、MLB公式インスタグラムが動画で公開。ファンからは「チャップマンのナイスアシスト」「なんてラッキーな跳ね返りだ」「運が良いバウンドだね」「ロケット」などとコメントが寄せられていた。2018年にはチャップマン&サンチェスのコンビで、同様の「暴投→壁アシスト」を完成させている。NPBでも2019年に当時楽天の嶋基宏が後逸した際、フェンスに跳ね返った球をキャッチし、振り逃げを試みた西武・源田壮亮をアウトにしたケースがあった。思わぬところに“味方”がいるものだ。