阪神・梅野隆太郎が脅威の得点圏打率.538 歴代最高は3冠王3度の大打者
梅野は14日の巨人戦で決勝タイムリーを放ち得点圏打率は26打数14安打の打率.538に
阪神の梅野隆太郎捕手が驚異的な勝負強さを見せつけている。14日の巨人戦(東京ドーム)では、4回に決勝のタイムリーを放ちチームの勝利貢献したが、これで得点圏打率は.538に上昇。シーズンはまだ序盤だが、偉大な記録も見えてくるかもしれない。
開幕から“得点圏の鬼”として活躍する梅野。14日の試合では、同点に追いついた4回2死一、二塁の場面で、巨人先発の畠が投じた149キロ直球に食らいつき中前タイムリーを放った。この一打で今季の得点圏は、26打数14安打の打率.536で12球団トップをキープしている。
では、シーズンで最も勝負強さを発揮した打者は誰なのか? 1985年に得点圏で122打数60安打、打率.492という桁外れた数字を残したのは、プロ野球史上唯一の3度の3冠王を達成した落合博満。ロッテ時代のこの年は打率.367、52本塁打146打点で2度目の3冠王に輝いた年でもあり、リーグ最多の110四球、自己最多の敬遠26回という数字も叩き出している。
ちなみに、阪神で歴代最多の147打点をマークした2005年の今岡誠は、得点圏打率.370をマークしている。捕手という肉体的、精神的も厳しいポジションで梅野がどこまで成績を伸ばせるのか注目が集まる。