大谷翔平が“悪球打ち”13号 指揮官は通算541発オルティス級と大絶賛「革命的だ」
メジャー単独トップ13号は高めのボール球「ショウヘイから知性や野球の本能のようなものを感じる」
■エンゼルス 7ー4 インディアンス(日本時間18日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地のインディアンス戦で「2番・指名打者」で先発出場。2回の第2打席でメジャー単独トップとなる右越え13号3ランを放った。今季2度目の2試合連発で4戦3発の量産ぶり。ジョー・マドン監督は「非常にスマートだ」「デビッド・オルティスやマニー・ラミレスより革命的だ」と大絶賛した。
指揮官が称賛した一発は2回1死一、三塁だった。新人左腕ヘンゲスの高めに浮いた93.6マイル(約150.6キロ)のフォーシームに反応。フルスイングで右中間スタンドへ運んだが、見逃せばボール球の悪球だった。
「ショウヘイは今日いつもよりもストライクゾーンを選り好んでいたと思う。非常にスマートだ。ひょっとするとショウヘイは高めの速球を狙っていたかもしれない。もはや私たちは彼がしていることで驚かない」
「かなり広いゾーンをカバーしている。打席を見ていると、知性や野球の本能のようなものを感じる。この前のボストンでのホームランもそうだった。どんなゾーンでも打ってしまう。目を離さないように。本当に面白いから」
2戦連発は4月24、25日(同25、26日)の敵地・アストロズ戦以来22日ぶり自身7度目。この一発でメジャー通算60号に到達した。8回の打席ではファンから「MVP! MVP!」とコールされた。マドン監督は悪球もホームランにしてしまう大谷を、通算500本塁打以上を記録した過去の偉大なスラッガーに重ね合わせた。
「デビッド・オルティス(通算541本塁打)やマニー・ラミレス(通算555発)ら何人か思い当たる選手がいるが、(オオタニは)その最新のバージョンだ。(オオタニは)スピードもあり、投げることもできるため、より革命的だ。オルティスも対戦したくない打者だったけど。ショウヘイがこの打撃を続けることができれば、本当に畏敬の念を集めることになるだろう。なんたってマウンドでも同様のことをしているのだから」
3打数1安打3打点2四球で打率.263。主砲トラウトが初回攻撃後に右ふくらはぎの張りで負傷交代となったが、打者・大谷が試合を決めるスラッガーとして存在感を発揮した。
(Full-Count編集部)