名将に対して「とんでもなく愚かだ」 “不文律破り弾”糾弾に251勝左腕が猛反論
CC・サバシア氏「体を張って選手を擁護しないなら監督をする意味はあるのか」
ツインズのタイラー・ダフィー投手は20日(日本時間21日)、MLBから3試合の出場停止処分を受けた。ロッコ・バルデリ監督も1試合の出場停止処分が科された。ダフィーは18日(同19日)のホワイトソックス戦で相手打者ヤーミン・メルセデスの背後にボールを投げ、バルデリ監督とともに退場処分を受けていた。
メルセデスは17日(同18日)の同カードで11点リードの9回、登板した野手に対してカウント3ボールから本塁打を放ったことがMLBの“不文律”を破ったとして、同じチームのトニー・ラルーサ監督から苦言を呈されていた。ダフィーの背後への投球はその“報復”とみられている。米全国紙「USAトゥデイ」によると、ダフィーは異議申し立てをし、申し立てのプロセスが審議されるまではアクティブロースターに残るという。
一方で、自軍の選手を非難したラルーサ監督にも批判の矛先が向いている。米紙「NYポスト」によると、ヤンキースなどでメジャー通算251勝を挙げたCC・サバシア氏は自身が司会を務めるポッドキャスト番組「R2C2」で「馬鹿らしいにも程がある。彼はあのチームの監督をするべきではない。体を張って選手を擁護しないのなら、ホワイトソックスの監督をする意味はどこにあるのだろうか? とんでもなく愚かだ」と断じた。
さらに「ホワイトソックスが彼を監督に迎え入れた時、僕はこう言った。『彼は球界の現状に本当に疎い」とね。野手が登板して打者がカウント3ボールから打つのを見たくないのなら、10点コールドのルールを作ればいい」とも語ったという。メルセデスの“不文律破り弾”についてはホワイトソックスのランス・リン投手、ティム・アンダーソン内野手らもSNSなどで擁護のコメントを発している。
(Full-Count編集部)