古田敦也氏が届けたい野球の見方 「真に受けてはいけない」プロの言葉とは?
YouTubeで届けたい…レジェンドを引き連れて子どもたちと一緒に野球を
古田氏の根底には野球人口の底辺拡大の狙いもある。「フルタの方程式」のコンテンツではやっていきたいことがいくつもある。2000安打や200勝の名球会メンバーを連れて、子どもたちへ野球教室を行うのも、その一つだ。
「(世の新型コロナウイルスの感染が)落ち着いて、動けるようになったら、色々な人に会って行きたいですね。小学生からアマチュア選手まで。ある程度実績を残した選手が行くことで、刺激を受けてくれる人も多いはず。僕らも色んな人に教わったけど、プロが来た時は『おおーっ!』ってなりましたから」
目の前に古田氏、前田氏らスターが並んだら、子どもたち以上に指導者や保護者の目が輝き、背筋が伸びてしまうだろう。想像しただけも心が躍ってしまう。
「ロケしたいなぁ、対戦したいなぁ……(笑)。今はYouTubeがあるから子どもたちが僕らのことを知らなくても、来るとわかれば、どんな奴なんだ? と予習してくれるはず。50歳を超えてもこれだけ打てるんだ、と“バーン!”と打ちたいですね。僕らの仲間を引き連れて、野球を見せつけてあげたい。刺激をバンバン与えて、夢を持ってもらえるようにしたいですね」
「フルタの方程式」の動画がアップされるたびにチャンネル登録者数は増えている。収録を重ねるたびに古田氏は野球の見方が増え、まだまだ野球が楽しいと思えるという。その“方程式”に解が未知数であるように、野球がうまくなる可能性も無限にある。古田氏は野球を楽しみながら、これからも魅力を伝えていく。