巨人戦の連勝が14で止まったソフトバンク 9回の選手起用は“最善策”だったか?

6回の牧原大に代打・川島は「あそこで勝負をかけて、どうなるかが大事」

 この代打策の意図を指揮官は「あそこは追いつかないといけないところだったので、早めに勝負しにいってというところだった。後ろにいけば、ジャイアンツもいい投手が出てくる。あそこで勝負をかけて、どうなるかが大事。結果は打てる時もあれば、打てない時もある」と明かす。巨人の勝ちパターンが出てくる前に、早い段階で追いついておきたいとの思いからの“勝負手”だった。

 ここから巨人も決死の継投策を繰り出した。7回を高梨、ビエイラで切り抜けると、8回はセットアッパーの中川が登板。1安打を許したものの、無失点に凌ぐと、なんと9回も中川が回跨ぎでマウンドへ上がったのだ。ソフトバンク打線が中村晃、栗原、柳田、長谷川、ビハインドながらバレンティンに替えて途中出場していた上林と左打者が5人並ぶことから、異例の2イニング起用に打って出たのだった。

 この9回、ソフトバンクは先頭の中村晃が内野安打で出塁。ここでベンチは代走に真砂を起用。その後、栗原は遊ゴロに倒れ、柳田が死球、長谷川の中前適時打で1点を返した。なおも1死一、二塁のチャンスで途中出場の上林に打順が回ると、ベンチは代打に明石を送った。結果は空振り三振。続く甲斐は代わったデラロサの前に見逃し三振に倒れ、ゲームセットとなった。

9回に中村晃の代走に真砂を起用したことで、ベンチから右の代打が…

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