大谷翔平は「監督でも見ていて楽しい」 元巨人の敵将が語る二刀流の魅力と難しさ
キャプラー監督「ダイナミックな選手、途方もない才能だ」
■ジャイアンツ 6ー1 エンゼルス(日本時間1日・サンフランシスコ)
もし大谷翔平投手の監督だったら……。ジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督は5月31日(日本時間1日)、本拠地・エンゼルス戦前に報道陣のオンライン会見に対応。2017年オフに繰り広げられた“オオタニ大争奪戦”を振り返りつつ、二刀流男の魅力と難しさを大いに語った。
大谷がメジャー挑戦したのは2017年オフ。全30球団のうち27球団が参戦する大争奪戦となった。キャプラー監督は同年オフにフィリーズ監督に就任したばかりだったが、フィリーズは獲得レースから早々に撤退したことが伝えられていた。それでも、指揮官としては、かなり興味を持っていたようだ。
「フィリーズは打撃力のある選手と力のある投手の両方を探していた。疑いの余地なく、球界で最も才能があり、ダイナミックな選手の1人だ。他の誰もできないことをやっている。投打両方で最高レベルのパフォーマンスをしている。球団にかなりポジティブなエネルギーをもたらすことができる男でもある。監督の視点からも、またファンの視点に立っても見ていてとても楽しい。途方もない才能だ」
キャプラー監督は2019年オフにフィリーズ監督を解任され、2020年からジャイアンツ監督に就任した。メジャーでは監督4年目。二刀流選手の起用法の難しさも口にした。「エンゼルスはオオタニに負担をかけすぎないように非常に上手くやっていると思う。(ジャイアンツなら)バスター・ポージーのようなベテランを休ませるために調整するだけでも難しいことを知っているから。エンゼルスに敬意を払いたい」。大谷のような能力の高い選手は監督として大きな魅力だが……。米球界ではベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流選手と言われているだけに、それだけ起用の難しさも感じているようだ。
(Full-Count編集部)