阪神ファン・岡崎体育が伝える野球の魅力 “ゲッツーマニア”を自称するこだわりとは
DAZNの「BASEBALL ZONE」で水曜日MCを担当「専門的な知識を深掘り」
5月25日からスタートしたプロ野球交流戦。コロナ禍により昨年は開催されず。2年ぶりの実施を待ちわびていたファンも多いだろう。2005年の開始以来、セ・リーグが勝ち越したのは2009年の1度だけ。なぜかパ・リーグが圧倒的な強さを誇っている中、開幕からセ・リーグを牽引する阪神に熱いエールを送る人がいる。阪神大好きミュージシャンの岡崎体育さんだ。
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甲子園のお膝元、兵庫・西宮市で生まれ、京都で育った生粋の阪神ファン。そんな岡崎さんは先日、スポーツ・チャンネル「DAZN」でライブ配信中の「BASEBALL ZONE」で野球番組のMCとしてデビューを飾った。野球解説者の五十嵐亮太さんとコンビを組んで水曜日を担当。DAZNでライブ配信する全試合をマルチ画面で映し出しながら、交流戦、そして野球の魅力を伝えている。26日の初回放送では、初対面とは思えない息の合ったトークを披露した。
「五十嵐さんとは本当に『はじめまして』だったんですけど、すごくフレンドリーな方。専門知識を教えてくれるというよりは、野球をさらに楽しく見る方法を教えてくださる感じだったので、僕のような素人が聞いていても楽しかったですし、見てくれている人も同じように楽しんでもらえたと思います。どんどん話を聞きたくなってしまいました」
ヤクルト-日本ハム戦の4回裏、2死二塁の場面。ヤクルトの若き4番・村上宗隆が立った打席では、マウンドに立つ日本ハム・西村天裕投手の心理について深掘り。どんな心境なのか、どんな球種を選択するのか、五十嵐さんの解説にじっくり耳を傾けた。
「普通の野球中継では、試合展開を伝えなくちゃいけないから、特定の場面で専門的な知識やマニアックな深掘りってなかなかできないのかなと思います。でも、今回の番組では長くゆとりを持って、詳しいお話を聞ける。それが一番うれしいですね。番組が終わる時間が来ても、僕が応援する阪神が試合終了まであとわずかだったので、番組を延長して最後まで見せてもらいました」
岡崎さんの“通”ぶりが垣間見られたのが、ゲッツー(併殺)へのこだわりだ。番組中も各球場でゲッツーが誕生するたびに、大喜びで熱く語った。
「ゲッツーマニアなんです。今日も6-4-3、4-6-3、5-4-3といろいろなゲッツーが見られました。あと3-6-3が出たら、サイクルゲッツーが見られたんじゃないかと思って。交流戦が終わるまで番組は続くので、その中でサイクルゲッツーが見られたら、僕はうれしいですね」
イチローさんに代表される外野からのレーザービームや豪快なホームランなど数あるエキサイティングなプレーの中でも、岡崎さんがゲッツーに魅せられる理由はどこにあるのだろう。
「野手陣の連携がいいですよね。キャンプや普段の練習でもたくさんゲッツーの練習をされていると思うので、それが試合で完璧に決まった時はゾクゾクします。美学だと思うんです。野球って他のスポーツに比べて静の場面が多いので、ああやってエネルギーがすごく高まる場面が生まれると、ワクワクする気持ちがありますね」