年俸18億円の2018年本塁打王が“戦力外”に 今季トレードでレンジャーズ加入も打率.157
クリス・デービスは怪我で開幕から欠場、復帰後は打率.157の不振
レンジャーズは今季加入したクリス・デービス外野手をメジャー出場の前提となるロースター40人枠から外すDFAの手続きを取り、事実上の戦力外とした。米最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」が、地元紙「ダラス・モーニングニュース」のエバン・グラント氏のツイートに言及する形で伝えた。
2018年に48本塁打を放ってタイトルを獲得したデービスは今年2月にアスレチックスからトレード移籍も、左大腿四頭筋の張りの影響で開幕から欠場。5月上旬に復帰したが22試合出場で打率.157(51打数8安打)、2本塁打、5打点の成績だった。
2016年から42、43、48本と本塁打を量産したデービスだが、ここ3年間は「打者として平均以下の成績だった」と記事は指摘。昨季は30試合出場で打率.200、2本塁打10打点だった。2019年4月にアスレチックスと2年総額3350万ドル(約37億円)で20、21年の契約を結んでおり、今季年俸は1670万ドル(約18億円)となる。
DFAされた選手は、その日から7日以内にトレードされるかウェーバー公示される。期間中に他球団が獲得を申し入れれば自動的にその球団への移籍が決定する。その場合、年俸などの契約内容はもともと所属していた球団のものが引き継がれる。「デービスの打撃面での問題、守備の価値が不足していることを考慮すると、次の1週間で彼をトレードで獲得するような魅力的な存在と思う球団が現れる可能性は低いだろう」と記事は解説している。
(Full-Count編集部)