慶大が10年ぶり決勝進出 無安打だった4番正木が先制弾&決勝打「汚いヒットでも…」
慶大は1987年以来34年ぶり4度目の優勝を狙う
全日本大学野球選手権の準決勝が12日、神宮球場で行われた。慶大が10-6で上武大に勝ち、2011年以来10年ぶりの決勝進出を決めた。
慶大は3回1死一塁で、今大会ここまで無安打の4番・正木智也内野手(4年)が左翼席に先制の2ラン。5回に上武大・進藤勇也捕手(2年)の満塁本塁打で試合をひっくり返されたが、その後は取っては取られてのシーソーゲームに。同点で迎えた8回2死二、三塁、正木が三遊間を抜ける2点適時打を放ち、試合を決めた。
2安打4打点1本塁打で主砲の役目を全うした正木は「1本出てホッとしました。汚いヒットでもなんでも良いと思っていた。ヒットになって良かったです」と振り返った。堀井哲也監督も「きょうは本当に4番としての仕事をしてくれた」と称えた。1987年以来34年ぶり4度目の全国制覇を目指し、13日の決勝に向かう。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)