鷹、球団史上最低勝率で交流戦終了 工藤監督責任背負う「監督がダメだったから」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

ベテラン左腕・和田も5回もたず…

■ヤクルト 6ー4 ソフトバンク(13日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは13日、PayPayドームでのヤクルト戦に4-6で敗れ同一カード3連敗。2年ぶりの交流戦を5勝9敗4分の借金4で終えた。試合数の違いはあるが、今季残した勝率.357は球団ワースト記録だ。

 先発した和田毅は初回先頭からの3連打で先制を許すと、その後も村上宗隆と山田哲人に2ランを浴びるなど、4回1/3を6失点。5回もたずに降板した。工藤公康監督は「(状態は)そんなに悪いとは思わなかったですけど、打たれた球は確かに高かったかもしれない。失投のない投手はいないし、いい時も悪い時もある。終わったことよりも、次に向けてしっかりやってもらえばいい」と、ベテラン左腕をかばった。

 また、球団ワースト記録の勝率に終わった交流戦を総括して「勝てなかったのは最終的には監督がダメだったから。選手は一生懸命やっているし、その中で打たれたり、ミスをしたりというところ。交流戦に強いと言われてきましたが、うまくいかないこともあります」と自ら責任を背負う。

 波に乗れないまま18日からのリーグ戦に戻る。14日から2日間は休日となり(15日は投手のみ練習)、2日間の全体練習を経て本拠地で日本ハムとの3連戦を迎える。工藤監督は「選手には(リーグ戦再開までの)4日間をうまく使って準備をしてほしいと思います。しっかりと切り替えることが何よりも大事です」とリフレッシュを厳命。自らの気持ちも新たにしてリーグ戦に向かう。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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