敵軍のヘルメットを粉々に… “狂気のマスコット”の過激すぎる行動に選手ドン引き
ヤ軍主砲・スタントンも怒りの「ジロリ」
■フィリーズ 8ー7 ヤンキース(日本時間13日・フィラデルフィア)
フィリーズが誇るマスコット「ファナティック」の過激すぎる行動に、グラウンド内外がエキサイトだ。12日(日本時間13日)の本拠地でのヤンキース戦。モーニングをまとった正装で登場すると、グラウンドに転がった対戦相手・ヤンキースの象徴、NYマークの入ったヘルメットを金具で粉砕し大喜び。スタンド大盛り上がりの“狂気”の行動に、ベンチにいたヤンキースの主砲ジャンカルロ・スタントンは思わずジロリとにらみを効かせた。
グラウンドにはヤンキースタジアムでおなじみの名曲「ニューヨーク・ニューヨーク」を流してというのだから手が込んでいる。フィラデルフィアのNBCスポーツが一部始終をツイッターで伝えると、ファンは続々と反応。「ファナティック、愛さずにはいられない」「粉砕するタイミングが曲とピッタリ」というフィリーズファンの喝さいから「罰金を科すべき」「品位がないし、失礼だ」というヤンキースファンの怒りの声も。「(笑)容赦ないな」「史上最高のマスコット!」とのコメントも並んだ。
結果、フィリーズが1点差で勝利を収めたのだから、あおり効果は十分だったというべきか……。日本でもかつて横浜にいた「ブラックホッシー」や、楽天の「カラスコ」のように、悪役キャラで売ったマスコットはいるが、ここまでの“黒さ”を見せつけることはない。マスコットの世界でも、MLBはスケールが違う。