ダルビッシュ所属パドレス、本拠地の観客制限を解除 指揮官「声援がエネルギー」
マリナーズは7月3日から観客制限なしを発表
ダルビッシュ有投手が所属するサンディゴ・パドレスは17日(日本時間18日)、新型コロナウイルス感染拡大の防止策から行ってきた観客の収容入数制限を解除し、同日のレッズ戦から入場制限なしの開催を開始する。試合前のオンライン会見でティングラー監督は「ファンの声援が我々にエネルギーを与えてくれる。今日は特別な日になるだろう」と、約1年半ぶりの通常開催に喜びを表した。また同監督はコロナ禍で就労機会を失っていた人々にも思いを寄せ「球場で働く約4000人の人たちにとっても重要な日だ」と述べた。
パドレスの本拠地ペトコ・パークで人数制限なしの試合が行われるのは、2019年9月19日(同20日)以来となる。秋山翔吾外野手が所属するレッズを迎え、先発のマウンドに上がるのは、今季パドレスに移籍し、4月9日(同10日)のレンジャーズ戦でノーヒットノーランを達成したジョー・マスグローブ。1勝5敗と苦しんだロード6連戦を終え、収容人数100%となった本拠地最初の試合にサンディエゴ出身の右腕が先発するこの上ない巡り合わせとなった。
4月5日(同6日)に収容人数制限を早々に解除したレンジャーズ以降、各州政府の許可を得て規制緩和を行ってきたメジャー各チームの収容人数100%での試合開催は夏場を前に加速している。菊池雄星投手が所属するマリナーズはこの日、7月2日(同3日)の本拠地レンジャーズ戦から収容人数制限を解除することを発表した。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)