菊池雄星は「自信を増している」 13登板で10度のQSを指揮官称賛「見ていて楽しい」
サービス監督「質の高い球を繰り返し投げられていた」
■マリナーズ 5ー1 レイズ(日本時間19日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手が18日(日本時間19日)、本拠地でのレイズ戦に先発。7回103球を投げて4安打6奪三振3四球1失点の好投で、今季4勝目(3敗)を挙げた。最速98.1マイル(約157.9キロ)をマーク、防御率は3・46となった。
今季13度の登板で10度のクオリティスタート(QS=6回を自責点3以内)を達成。特に4月16日(同17日)のアストロズ戦、同23日(同24日)のレッドソックス戦で5失点されて以降、直近9試合でQSを達成できなかったのは1試合だけという安定感を誇る。
スコット・サービス監督はその要因は「制球」の改善であるとし、この日の投球を次のように評価した。「ユウセイは電撃的な速球やカッターなど素晴らしい球を持っている。ストライクを投げないといけない場面ではカッターを非常に頼りにしていた。スライダーも非常に良かった。一貫性があって、質の高い球を繰り返し投げることができていた」。
この日は1回に2本の安打からピンチを招き内野ゴロで先制点を許した。しかし、2回からは制球も安定して7回までの6イニングはレイズ打線を2安打に封じこんだ。
「調子が上がってきて自信を増しているのが見て取れる。そういった感覚を投手が掴むのは見ていて嬉しいよ。他のダグアウトのみんなも分かっている。ユウセイを高く評価したい。健康な状態を保って、この調子を続けられるようにしていきたい。今見ていてとても楽しいからね」。監督から寄せられる信頼も、登板を重ねる度に高まっているようだ。
(Full-Count編集部)