なぜダルビッシュはMLB最速で三振量産できた? 「球界屈指」と指揮官が語る能力
ティングラー監督「ボールを操ることに関しては球界屈指」
■パドレス 6ー2 ドジャース(日本時間22日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が21日(日本時間22日)、本拠地でのドジャース戦に先発し、日本投手3位タイのメジャー通算78勝目(58敗)をマークした。6回99球を投げて2安打1失点11奪三振と好投。MLB史上最速で1500奪三振も達成した右腕を、ジェイス・ティングラー監督も「信じられないほど素晴らしい」と称賛した。
6回にスーザJr.からこの日11個目の三振を奪って大台に到達したダルビッシュ。通算197試合目での1500奪三振はランディ・ジョンソン氏の206試合を上回った他、220回1/3での到達はナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手(1272回1/3)を上回り、イニング数でも史上最短記録となった。
「彼は本当に素晴らしかった。全ての球種が機能していた。三振数が少ない球団から多くの三振を奪っていた」。右腕の投球をこう振り返った指揮官は、史上最速1500奪三振についても賛辞を惜しまなかった。
「信じられないほど素晴らしい。短い時間の中で達成することが求められる記録。彼には多くの武器がある。ボールへの回転の掛け方、ボールの操り方、空振りを奪う能力。ボールを操ることに関しては、球界屈指だ」
昨年からパドレスを率いるティングラー監督は、ダルビッシュがレンジャーズに在籍していた当時、現場で一緒だった時期がある。その頃と比較して「全体的に見て人間として成長し続けている。メジャーリーグ、そしてここの打者を理解している。常に勝負できる武器があるが、他の色々な球も質を向上させている」と、進化し続ける右腕へのリスペクトの念を明かした。
(Full-Count編集部)