凡フライなのに走者まさかのスタート 味方も呆れた“超初歩的ミス”は「言い訳できない」
一塁走者のカブス・バエスは1死で平凡な飛球なのに走り出し…
■インディアンス 4ー0 カブス(日本時間22日・シカゴ)
カブスのハビアー・バエス内野手が21日(日本時間22日)、本拠地で行われたインディアンス戦でまさかのボーンヘッド。1死で一塁走者だった場面で、続く打者の外野フライで走り出してしまい、併殺となってしまった。2018年打点王で昨年はゴールドグラブ賞を受賞した名遊撃手の“失態”を、ファンは酷評している。
1点を追う4回1死一塁、4番のアンソニー・リゾはレフトへ平凡な飛球を打ち上げた。一塁走者はハーフウェーで打球の行方を見るのがセオリーだが、バエスはなぜか走り出してしまい左翼のエディ・ロサリオ外野手がキャッチした時には既に二塁を蹴って三塁に向かっていた。ボールは一塁に渡り、併殺となってチェンジ。打ったリゾが、一塁手前で呆気にとられた表情を浮かべているのが印象的だ。
集中力を欠いたプレーをしたバエスを、デビッド・ロス監督は5回の守備からベンチに下げた。地元ラジオ局「670 The Score」によると、指揮官は「試合中は集中力を切らさないようにする必要がある。フラストレーションで気が散るときもある。(ダグアウトで)ちゃんと話もしたし、既に(状況は)片付いている。バエスはチームにとって非常に重要な存在。リーダーとして、フィールド上で毎回見習うべき良い例を作ってくれる。集中力がほんの少し欠けていただけのこと」と説明。さらに「注意力が少し散漫になっている可能性があるなら、集中力のある選手を出場させて、交代させた(ダグアウトに下げた)選手を休ませることができる」とも述べた。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のパトリック・ムーニー記者は自身のツイッターにバエスのコメントを投稿。バエスは「彼(ロス監督)に反対することはできない。自分の責任だ。アウトカウントを間違えてしまった。既に話は済んでいる。僕たちは同じ方向を向いてる。明日はもっといいプレーをしてチームに貢献するよ」と語ったという。
しかし、ファンは辛辣だ。ムーニー氏のツイッターに反応し「これだけじゃないよ。彼はリードも取っていなかったんだ」「ついに監督が酷い走塁に関して態度をはっきりさせたね」「頃合いだ! こういう選手たちにはペナルティを与える必要がある」「交代は間違いなく正しい。これは起きてはいけないこと。特にそれをやったのがスター選手ならね」「明日は出場させなくていい。言い訳できない」と批判の声を寄せた。
また、MLB公式サイトのカブス番記者、ジョーダン・バスティアン氏が自身のツイッターでバエスのプレーを説明したところ、「バエスはあんな感じの愚かなプレーを過去にしていた」「インディアンスはバエスに感謝しているはずだ」「バエスはリードを取らなかったりとか、何をしているんだ」「正しい決断」「彼は長期契約をもらうような選手ではない」「バエスはいつもへまをする」と、こちらも批判が殺到する事態となった。