大谷翔平を敵将も絶賛「素晴らしい球を投げていた」 CY賞候補と息詰まる投手戦

本拠地でのジャイアンツ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
本拠地でのジャイアンツ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

両投手とも「直球とスプリットを有効活用」と分析

■ジャイアンツ 9ー3 エンゼルス(日本時間24日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「2番・投手」で出場。6回9奪三振6安打1失点と好投したものの勝敗はつかなかった。試合は延長13回の総力戦の末にジャイアンツが勝利。大谷と今季8勝を挙げているジャイアンツ先発ケビン・ガウスマンが投手戦を演じた。

 大谷は今季最多の105球を投げて2試合連続クオリティスタートを達成。5回1死からヤストレムスキーに先制の右越えソロを浴びたが、1死一、二塁ではベルト、クロフォードを2者連続空振り三振に仕留めた。同点に追いついた6回は3者凡退に抑えて雄叫びをあげた。フォーシームの最速は99.2マイル(約159.6キロ)だった。

 ガウスマンは7回を4安打9奪三振1失点投球。5回にレンヒーフォに同点の一発を浴びるも、大谷に一歩も譲らぬ投球を見せた。打者大谷に対しては一ゴロ、空振り三振、空振り三振に封じた。

 かつて巨人でプレーしたジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督は2人の投げ合いを評価。「興味深かった。2人とも直球とスプリットを有効活用していた。オオタニは恐らくガウスマンよりもスライダーを多く混ぜていたと思う。ガウスマンはチェンジアップを時折使っていた。両者とも本当に素晴らしい球を投げていたと思う」と称えた。

(Full-Count編集部)

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