いつも大谷翔平が躍動しても勝てないのに… 7失点KOから起きた“逆転現象”に注目
前日は大谷が2打席連発も…チームは大差で敗北
■エンゼルス 11ー8 ヤンキース(日本時間1日・ニューヨーク)
エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間1日)、敵地でのヤンキース戦で1回もたず7失点でKOされた。メジャー初の「1番・投手」で出場し、5つの四死球を与えるなど大乱調。今季2敗目が濃厚な展開だったが、チームは9回に一挙7得点を挙げ、奇跡的な逆転勝ち。いつも大谷が躍動しても勝たないチームに起きた“奇跡”に、地元紙も驚きを持って伝えている。
初回を終えた時点で5点ビハインドだったエンゼルス。苦しい試合は2度の降雨中断を挟み、日付を跨いで6時間近くに及ぶ長丁場に。4点を追う9回、守護神・チャップマンからウォルシュが満塁弾を放って同点に追いつくと、さらにレンヒーフォの勝ち越し打で大逆転勝ちを収めた。
前日6月30日(同7月1日)の同カードでは、大谷が2打席連発を放ったにも関わらず、チームは5-11で大敗。これまでも、大谷が獅子奮迅の活躍を見せてもリリーフが打たれる展開は1度や2度ではなかった。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」でエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者は、自身のツイッターで「オオタニがアメージングなことをしたのにチームの他の選手がダメだったから結局エンゼルスが負けたあの全ての試合を覚えているだろうか? この逆転現象はどうだい?」と綴った。
同紙の記事でも「オオタニが2本塁打を打ったもののエンゼルスが6点差で負けた試合の翌日、その筋書は決定的かつ劇的にひっくり返った」と強調。大谷自身は「個人的には悔しいですし、残念なゲームだった」と振り返ったが、“珍しく?”チームメートたちが二刀流を救った一戦だった。
(Full-Count編集部)