大谷翔平、日本人初ホームランダービーVは可能か 元コーチが語る勝負のポイントは?
元エンゼルス三塁コーチのイーベル氏「新人の時からスペシャルな選手だった」
元エンゼルスのコーチで、ドジャースのディノ・イーベル三塁ベースコーチが、エンゼルス・大谷翔平投手へ熱いエールを送った。メジャー1年目の2018年にエンゼルス三塁ベースコーチを務めていた同コーチは、体力勝負となる本塁打競争へアドバイスも送った。
イーベルコーチはエンゼルスコーチ時代に通算449本塁打のゲレーロやプホルス(現ドジャース)のホームランダービー打撃投手を務めた。2019年にはドジャース・ピーダーソン(現カブス)をサポートし、ブルージェイズ・ゲレーロJr.との激闘を演出していた。大谷の本塁打競争出場について、イーベルコーチは「投打で極めて素晴らしいシーズンを送っている。とてもパワーがあるし、新人の時からスペシャルな選手だと分かっていた。球界、ショウヘイにとっても良いことだ。エンゼルスが出場を許したことも嬉しいことだ」と笑顔を浮かべた。
その上で、4分間に球数無制限で何本打てるかで決める本塁打競争のアドバイスを送った。同コーチが力説したのが4分間に1度だけ使用できる45秒間のタイムアウト(決勝は2度)だ。
「私からのアドバイスは、2分もしくは2分20秒あたりで休みを入れることだ。おそらくそれがベストだ。最初の3分で疲れてガス欠にはなりたくないだろう。中間地点までいったら30秒~1分くらい休んで、残りの制限時間で打ち続けたほうが良いだろう。そして良い球を打つことも大事だ」
オールスター初選出はもちろん、リアル二刀流の期待もかかる。「可能性はある。もし、それが実現したら面白いね。私はナ・リーグのコーチとして参加することになっている。その瞬間を見るのが楽しみだ」と期待。大谷へ元コーチも熱い視線を送っている。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)