72歳まで毎年1億円超の年俸が… 前代未聞の異例契約が節目の10年迎える
メッツとの間に残っていた1年の契約がのちにとんでもないことに…
当時メッツのオーナーだったフレッド・ウィルポン氏が行った投資(後に巨大金融詐欺事件の被害者に)絡みの経営戦略により、ボニーヤに対してすぐに590万ドルを払う代わりに、年率8%の金利を乗せ、年間120万ドルを2011年から25年間支払うこととした。その結果、ボニーヤは72歳までに計約2975万ドル(約32億円)を受け取ることになった。
支払いが始まって、この日で10年となり「USAトゥデイ」は「メッツは恐ろしい財政的決断をリアルなベースボールホリデーに変えたいと思っている」とレポート。ボニーヤ氏の「私の誕生日を覚えている人は誰もいないが、7月1日のことは誰も忘れていない。1年間で私が一番電話とテキストメッセージをもらう日だ」とするコメントも紹介している。
メッツは昨年、大富豪のスティーブ・コーエン氏が新たにオーナーになった。同紙によれば、同氏はボニーヤ氏の契約を把握しており、チームの株式取得が完了したあとにボニーヤ氏に連絡を入れ「本拠地シティ・フィールドでパレードを行い、大きな小切手をファンの前で披露することで、毎年ボニーヤ・デーを祝福しよう」と提案したという。
「USAトゥデイ」は、当時ボニーヤ氏の代理人を務めていたデニス・ギルバート氏のコメントも紹介。「素晴らしい契約だと思ったし、それには彼も同じ意見だった。引退しても(基本年俸という)保証されたお金が手元にわたってくるのだから。経済的にボビーは一生安泰だ」と語っている。
(Full-Count編集部)