試合中にズボン脱いだ投手に“パンツ1年分” 下着ブランドが贈呈、罰金負担も

粘着物質の取締りに抗議し、ズボンを下ろして罰金となっていたアスレチックスのセルジオ・ロモ(左)【写真:Getty Images】
粘着物質の取締りに抗議し、ズボンを下ろして罰金となっていたアスレチックスのセルジオ・ロモ(左)【写真:Getty Images】

アスレチックスのロモは感謝「みんな気に入ってくれているよ」

“捨てる神あれば拾う神あり”ということか……。試合中の粘着物質の取締り検査で、ズボンを脱いで罰金処分を受けたアスレチックスのセルジオ・ロモ投手に、下着ブランドから1年分のパンツが届けられた。自身のツイッターで報告したロモは「冗談抜きでこれ超最高だよ!! 仲間たちも気に入ってるんだ!」と喜んだ。

 22日(日本時間23日)に行われたレンジャーズ戦で、7回に3番手で登板したロモ。1イニングを投げ終えると、検査のために三塁塁審が歩み寄った。すると、ロモは突然、グローブと帽子を投げ、ベルトを外すと、勢いよくズボンも下ろした。審判も苦笑いするしかなかった行為に対し、罰金5000ドル(約56万円)の処分となった。

 思わぬ珍場面も、下着ブランドにはいいPRになったのか。下着を受け取ったロモは投稿に添えた動画で「サックス。パッケージ送ってくれて感謝しているよ。みんなに配っているんだけど、気に入ってくれているよ。僕たちはみんな既に使っているんだ。ありがとうね」と感謝した。

 地元紙「マーキュリー・ニュース」によると、贈られる下着は365枚。下着ブランドがロモへの罰金も負担するという。一方で、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、大リーグ機構(MLB)も罰金処分に対して最終的な判断を下していないという。取締りに対する“挑戦的な行為”のはずが、予期せぬ幸運を引き寄せた。

【画像】下着ブランドから贈られた“パンツ1年分”を披露したロモ

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