大谷翔平を爆笑させた左腕は「常軌を逸している」 新“珍投法”に「笑わされてしまう」
ヤンキースのコルテスは振り上げた足を戻し、一度静止してから投球した
■ヤンキース 4ー2 メッツ(日本時間5日・ニューヨーク・ダブルヘッダー2試合目)
6月30日(日本時間7月1日)のエンゼルス戦で、大谷翔平投手を変幻自在の“幻惑投法”で翻弄したヤンキースの左腕ネスター・コルテス投手。大谷が打席で爆笑するほどのインパクトだったが、4日(同5日)に本拠地で行われたメッツ戦でも変則投法を披露し、相手打者を笑わせて話題になっている。
ダブルヘッダー第2試合に先発したコルテス。3回2死で打席に左打者のブランドン・ニモを迎えた場面で仕掛けた。振り上げた右足を一度戻し、一瞬「間」を作った後にクイック気味でサイドから投球。この一投は外角へのボールとなり、見送ったニモは打席で笑みを浮かべている。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で広く知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターに「ネスター・コルテス、タイミングを乱す。戦略:『笑ってる時には打てない』」として、投球映像を投稿。ファンは「この一時停止よ、ハハハハハ」「史上最高の投手」「彼のバランスは凄い」「これはジョークだと思ったけど、試してみるのもいいかもね」「この投げ方を見て本当に困惑してしまった」「常軌を逸している。この男は本当に多くの投げ方を持っている」「新しい動きもいいね」「全ての投球がミニアドベンチャー」「毎回笑わされてしまう」「私もやってみよう」とコメントを寄せている。
大谷に対してコルテスはカウント1-2から【1】小刻みに左足を揺すり、ゆっくりと右脚を動かす“スローモーション投法”→球審がタイムをかけ、大谷は爆笑【2】脚を上げずに突然投げる“スーパークイック投法”【3】右足を大きくクロスステップさせ、サイドスローでスライダーを投げて中飛に打ち取った。
ちなみにこの日のコルテスは3回1/3を2安打4奪三振1失点で勝敗はつかなかった。キューバ出身の26歳は今後、どんな珍投法でファンを驚かせてくれるだろうか。