明らかに外れてるのに… ロボット審判の“誤審”に肩落とす打者の背中が「痛ましい」
米独立L「アトランティック・リーグ」は一昨年からロボット審判を導入
MLBと業務提携している米独立リーグ「アトランティック・リーグ」で一昨年から導入されているロボット審判。弾道測定器「トラックマン」によってストライクかボールか判定がなされ、球審がコールするシステムになっているが、明らかにボールに見える一投がストライクと判定され、三振を喫した打者に対して同情の声がメジャーのスター選手からも寄せられている。
8日(日本時間9日)に行われたランカスターとレキシントンによる一戦。8回に打席に立ったレキシントンのジョーダン・パチェコは自信を持って外角低めに投じられた球を見送った。コースも高さも明らかに外れているように見えるが、判定はストライクで見逃し三振に。「ロボット審判」の判定を受け、球審がストライクのコールをした瞬間、パチェコはバットを手から離すと両手を膝に置き、信じられない様子で下を向いている。次に悲し気な表情で球審と言葉を交わしている。
パチェコは自身のツイッターに「アトランティック・リーグに自動ストライクゾーンを持ってきてくれてありがとう、MLB」と記してこのシーンの動画を投稿すると、メジャーのスター選手も反応した。2015年にMVPを受賞したツインズのジョシュ・ドナルドソンは「オーバーヘッドビュー(上から見下ろした映像)を見せてほしいな」、アストロズのアレックス・ブレグマンは「頼むからロボット審判はやめてほしい! ははっ、なんてことだ」と投稿している。
ファンも、ストライク判定には驚いたようだ。「まだ未完成品のようだね」「どうやったらこれがストライクになるんだ」「見ていて痛ましい」「これは正真正銘酷い」などと反応。また、“誤審”の常連として批判を浴びることが多いメジャーの審判、エンゼル・ヘルナンデス氏になぞらえて「自動ストライクゾーンとエンゼル・ヘルナンデスはどっちが酷い?」といった声も寄せられた。