佐藤輝明は「頭の中を整理せよ」 15試合で1HRも専門家「悪くなっているわけでは…」

阪神・佐藤輝明【写真:荒川祐史】
阪神・佐藤輝明【写真:荒川祐史】

巨人との3連戦は計9打数1安打「打ち方は好調時と変わらない」

 阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手は、前半戦最後となる9~11日の巨人との直接対決3連戦(甲子園)で計9打数1安打に抑えられ、チームも1勝2敗と負け越した。11日現在、今季20本塁打と51打点はいずれもチームトップ&リーグ4位に位置するが、直近15試合でみると1本塁打。打率は.262と下降気味だ。

 3戦目の11日は、3打席とも左投手と対戦。第1、第2打席は先発・高橋の前にいずれも遊飛。第3打席は1点ビハインドの8回先頭で2番手の大江に対し、カウント2-2から低めのスライダーを振らされ三振に倒れた。

 現役時代にヤクルト、阪神など4球団で通算21年間捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「佐藤輝の打ち方は好調時と変わらない。悪くなっているわけではない」とした上で、「狙い球を絞り切れず、1球1球相手バッテリーの配球を後追いしているように見える。頭の中を整理して打席に入る必要がある」と指摘する。

規格外の新人といえども…「1球1球、相手の配球を読んで打つのは難しい」

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