ポニーリーグが「スポーツマンシップ宣言」を制定 選手ファースト実現に後押し
解釈が曖昧な「スポーツマンシップ」を協会が定義化
一般社団法人 日本ポニーベースボール協会(以下ポニー)は12日、一般社団法人 日本スポーツマンシップ協会とパートナーシップ協定を締結したと発表した。これに伴い、「ポニーリーグ スポーツマンシップ宣言」を制定。指導者はもちろん、保護者、選手にも広く浸透することを目指すという。
米国に本部を置くポニーでは全世界共通の「国の宝である青少年の成長を守ろう」という理念の下に活動。さらに、日本では「指導者10ヶ条」を独自に作成し、「ポニーの主役は少年たちである」「大人のエゴイズムで少年たちを傷つけてはならない」など10の心得を掲げている。
この理念と指導者10ヶ条を支えるのはスポーツマンシップではあるが、スポーツマンシップという言葉が持つ意味が、個人によって曖昧で差があることに注目。ポニーでの共通理解を深めるために「ポニーリーグ スポーツマンシップ宣言」の制定に至ったという。
ポニーではスポーツマンシップとは「さまざまな立場でスポーツに関わる人々の存在とルールを尊重し、勇気をもってチャレンジし、最後まであきらめずに覚悟をもって全力を尽くすという、スポーツを愉しむための原理原則を理解し行動すること」と定め、実現を目指していくという。
ポニーの指導者10ヶ条では「勝敗を競うことは手段であって目的ではない」とし、日本スポーツマンシップ協会でも「スポーツを愉しむための手段として勝敗を競うもの」として提言。ポニーによる発表では「共通する根本的な思想を念頭にすべての者が活動すれば、真の意味で『選手が主役』の協会・野球を実現できるものと確信しております」と期待を綴った。
(Full-Count編集部)
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