ロッテ小島は「実家に来たことある」 西武高橋が制した同学年“甲子園V腕対決”

小島との直接対決は1勝1敗「仲が良かったので勝ててうれしい」

 プロ入り後の2人の直接対決は、昨年7月22日には小島に軍配が上がっており、これで1勝1敗。高橋は「(小島は)ウチ(群馬の実家)にも来たことがあるほど仲が良かったので、勝ててうれしい。(これから先は)全部勝ちたいですね」と笑った。

 とはいえ、高橋に期待されるものはもっと大きい。この日、立ち上がりから140キロ台にとどまっていたストレートの球速が、6回になって150キロを超え、MAX152キロを2度計測した。7回98球で降板したが、今季チーム初完投に挑戦してほしかったほど余力をうかがわせた。昨季も西武投手陣の完投は、9月8日のオリックス戦で9回先頭打者に初安打を許すまでノーヒットノーランに抑え、結局1安打完封した高橋の1度だけだった。

 底知れない潜在能力を感じさせる右腕。侍ジャパンから声はかからなかったが、今季が日本を代表する投手へ駆け上るきっかけの年になってたとしても不思議ではない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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