21年間で異次元の防御率0.64 ソフト上野の通算成績に脚光「1点取れた豪州は強豪」
ソフト界のレジェンド、豪州との五輪初戦で5回途中1失点の好投
■日本 8ー1 オーストラリア(21日・1次リーグ・福島)
東京五輪の開会式に先駆けてソフトボール競技が21日に始まり、日本のエース・上野由岐子投手が抜群の存在感を見せた。初戦のオーストラリア戦で5回途中1失点の好投を見せ、8-1の5回コールド勝ちに貢献。3大会目を迎えた五輪舞台で、22日に39歳に迎えるレジェンドの健在ぶりが際立った。ファンの間では、現役21年間で積み重ねてきた“異次元の成績”が改めて注目されている。
初回に制球を乱し、押し出し死球で先制を許した上野。一瞬不安もよぎったが、百戦錬磨の右腕に心配は無用だった。その後は立ち直り、4回1/3を2安打7奪三振。日本選手団に勢いをつける白星で、上野自身にとっては金メダルを獲得した2008年の北京大会の決勝以来、4717日ぶりの五輪勝利を手にした。
2001年に日立高崎(現ビックカメラ高崎)に加入してから現役21年目。振り返ると、常人とは思えない成績を残してきた。通算324試合で1939回1/3を投げ、236勝50敗。驚異の防御率0.64と、長年に渡って超一流の成績を残してきた。
日本勝利の直後から、ツイッターでは「ソフトボール」や「上野由岐子」がトレンド入り。その中で上野の通算成績を特筆する声も。「上野由岐子の通算防御率見たら0.64で笑ったわ」「プロ通算防御率0.64の上野さんから1点取れたんだからオーストラリアは強豪よ」「すごい!超人すぎる」「レジェンドすぎんだろ」などとコメントが並んでいた。